ルキウス・アンナエウス・セネカの名言
[4 BC - 65 BC]
ローマ帝国のストア学派の哲学者、政治家、詩人。皇帝ネロの師となったが、後に謀反の疑いで自決。道徳的教訓を説き、実践哲学を唱えた。著作は『生の短さについて 他2篇(心の平静について・幸福な生について)』 『怒りについて 他2篇(摂理について・賢者の恒心について)』 『人生の短さについて 他2篇(母ヘルウィアへのなぐさめ・心の安定について)』 等。
One should count each day a separate life.
日ごと、別個の生とみなすべし。
Fate leads the willing and drags along the unwilling.
運命は快く受ける者を導き、渋々な者を引きずる。
Unjust rule never abides continually.
不当なルールが、ずっと長続きすることはないものだ。
Who profits by a sin has done the sin.
罪によって利益を得る者は、その罪を犯したことになるのである。
Lay hold of today's task, and you will not need to depend so much upon tomorrow's. While we are postponing, life speeds by.
今日の仕事を捉えよ。さすれば、明日の仕事をあまり当てにせずにすむだろう。先延ばしにしていれば、人生はすぐに過ぎてしまうものなのだ。
It is not the man who has too little, but the man who craves more, that is poor.
持つものが少なすぎる者ではなく、より多くを切望する者こそが、貧しいのだ。
No man can have a peaceful life who thinks too much about lengthening it.
それを長引かせることに捕らわれる者は、平和な人生を送ることができないのだ。
Prove your words by your deeds.
自らの言葉を、行いによって証明し給え。
Virtue alone affords everlasting and peace-giving joy.
ただ美徳だけが、永続し、また平和をもたらす喜びを与えてくれるのだ。
He who does not wish to die cannot have wished to live.
死ぬことを望まぬ者は、生きることを望むことはできない。
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