エリック・ホッファーの名言
[1902.7.15 - 1983.5.21]
アメリカ合衆国の社会哲学者。7歳にして視力を失うも、15歳で奇跡的に回復。正規の学校教育は一切受けず、労働の合間に図書館へ通い独学で数学・物理学・植物学を修得した。港で働く傍らカリフォルニア大学バークレー校の政治学研究教授として講義を行い、「沖仲仕の哲学者」「波止場の哲人」と称された。著書は『大衆運動』『魂の錬金術 - エリック・ホッファー全アフォリズム集(情熱的な精神状態・人間の条件について)』『変化という試練』『波止場日記 - 労働と思索』『現代という時代の気質』『安息日の前に』等。
Too many words dilute and blur ideas.
多すぎる言葉は考えを薄め、ぼやけさせる。
There is not an idea that cannot be expressed in 200 words. But the writer must know precisely what he wants to say. If you have nothing to say and want badly to say it, then all the words in all the dictionaries will not suffice.
二百語で表現できないような考えはない。しかし書き手は言いたいことを正確に知っている必要がある。もし言うべきことがなくてかつ、それが言いたくてたまらないのなら、あらゆる辞書のすべての言葉をもってしても足りないのだ。
It is doubtful if the oppressed ever fight for freedom. They fight for pride and power — power to oppress others. The oppressed want above all to imitate their oppressors; they want to retaliate.
抑圧された者たちが自由のために戦うかどうかは疑わしい。彼らはプライドと力、つまり他者を抑圧する力のために戦う。抑圧された者たちは、何より自分たちを抑圧する者の真似をしたいのである。結局のところ、彼らは復讐がしたいのだ。
If anybody asks me what I have accomplished, I will say all I have accomplished is that I have written a few good sentences.
誰かに成し遂げたことを聞かれたなら、いくらかの悪くない文を書いたことだけだと言うだろう。
A mass movement attracts and holds a following not because it can satisfy the desire for self-advancement, but because it can satisfy the passion for self-renunciation.
大衆運動は自己開発への欲求を満たすことができるからではなく、自己放棄への情熱を満たすことができるがゆえに支持者を惹きつけ、また掴むのである。
There is no doubt that in exchanging a self-centered for a selfless life we gain enormously in self-esteem.
自己中心的生活を無私の生活に換えることによって我々が強烈な自尊心を得るというのは、間違いのないところである。
When our individual interests and prospects do not seem worth living for, we are in desperate need for something apart from us to live for.
個人的な興味や見通しに生きがいが見出だせないとき我々は、そのために生きるべき我々とは別の何かを切実に求めることになるのだ。
The poor on the borderline of starvation live purposeful lives. To be engaged in a desperate struggle for food and shelter is to be wholly free from a sense of futility.
飢餓の境界線上にある貧者は、目的を持ってその生を生きる。食べ物と住処のために必死に努力をすることは、無力感からの完全な解放となるのだ。
Unless a man has talents to make something of himself, freedom is an irksome burden.
名を立てることのできぬ者にとっては、自由というのは厄介な重荷なのである。
They who clamor loudest for freedom are often the ones least likely to be happy in a free society.
自由を最も声高に叫ぶのは、自由な社会において幸せになる可能性がもっとも低い者たちであることがしばしばである。
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