アーサー・ケストラーの名言
[1905.9.5 - 1983.3.1]
ユダヤ人のジャーナリスト、小説家、政治活動家、哲学者。ソ連の全体主義を批判した『真昼の暗黒』、イギリスの新聞の特派員としてスペインに潜入時に捕虜になり抑留された経験をもとにした『スペインの遺書』等、多くの政治小説を書いた。また『機械の中の幽霊』では、部分でありながら全体としての構造・機能・性質を持つものについての単位「ホロン(全体子)」を提唱。パーキンソン病と白血病を理由に、イギリス安楽死協会会長として妻とともに自ら安楽死を実践して死去。著書は他に『ユダヤ人とは誰か』『ケストラー自伝・目に見えぬ文字』『ホロン革命』『偶然の本質』『創造活動の理論 芸術の源泉と科学の発見』等。
The ultimate truth is penultimately always a falsehood. He who will be proved right in the end appears to be wrong and harmful before it.
究極的真実は、一歩手前まではつねに誤りである。最後に正しいと判断される者は間違っていて、害さえあるように見えるものだ。
The principal mark of genius is not perfection but originality, the opening of new frontiers.
天才たる第一の刻印とは完璧さにでなく、フロンティアを開拓する独創性にある。
Creative activity is a type of learning process where the teacher and pupil are located in the same individual.
創造活動とは、教師と生徒が同じ個人に属するというタイプの学習プロセスである。
Nothing is more sad than the death of an illusion.
幻想の死ほど悲しいものはない。
Creativity is the defeat of habit by originality.
創造性とは、独自性による習慣の打破である。
The principle that the end justifies the means is and remains the only rule of political ethics.
目的は手段を正当化するという原則は、政治倫理のただ一つのルールであり、またそうあり続けている。
Some of the greatest discoveries...consist mainly in the clearing away of psychological roadblocks which obstruct the approach to reality.
もっとも偉大な発見のいくつかは主に、現実にアプローチするのを邪魔する心理的な障壁を取り払うことに存する。
Hitherto man had to live with the idea of death as an individual; from now onward mankind will have to live with the idea of its death as a species.
これまで人間は、個人としての死という考えとともに生きねばならなかった。これから先、人類は種の死という考えとともに生きねばならないだろう。
A writer's ambition should be to trade a hundred contemporary readers for ten readers in ten years' time and for one reader in a hundred years' time.
作家の野心というのは、いまの百人の読者を十年後の十人の読者と交換し、また百年後の一人の読者と交換することであるべきだろう。
True creativity often starts where language ends.
真の創造性はしばしば、言葉が終わるところから始まる。
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