ブレット・イーストン・エリスの名言
[1964.3.7 - ]
アメリカの小説家。カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ、ベンニングトン大学で学ぶ。初の小説『アメリカン・サイコ』は、その描写の暴力性と冷淡さから物議を醸し、一部で禁止されるなどしたが、現代アメリカ社会の虚無感や物質主義を鋭く捉えた作品として、多くの読者や批評家から評価された。その後も『レス・ザン・ゼロ』『ルールズ・オブ・アトラクション』など、若者の空虚感や道徳の喪失を描いた作品を発表し、80から90年代のアメリカ文化や若者たちの心象風景を鮮烈に描き出してきた。作品が映画化されることも多く、特に『アメリカン・サイコ』はクリスチャン・ベール主演で大ヒットした。エリスの作風は生々しい描写、ブラックユーモア、非線形な物語構造などによる独特さがあり、深い洞察力と鋭い観察眼によって多くの読者に愛されている。著作は他に『インフォーマーズ』『ルナー・パーク』『インペリアル・ベッドルームズ』等がある。
Writing the book is the main thing. Waiting for a reaction: a waste of time.
本を書くのが、いちばん大事なことだ。反響を待つことは、時間の無駄だ。
All it came down to was: die or adapt.
結局は、死ぬか適応するか、だった。
It did not occur to me, ever , that people were good or that a man was capable of change or that the world could be a better place through one's taking pleasure in a feeling or a look or a gesture, of receiving another person's love or kindness.
人々が善良であるとか、人が変われるとか、他者の愛や親切を受け取るという感情や一瞥や所作に喜びを感じることによって、世界がよりよいところになるなどとは、私には思いもよらなかった。
Reflection is useless, the world is senseless. Evil is its only permanence. God is not alive. Love cannot be trusted.
反省は無駄であり、世界は無意味だ。悪だけが唯一、永続的である。神は死んだのだし、愛は信頼するに足らない。
I still, though, hold on to one single bleak truth: no one is safe, nothing is redeemed.
それでも、私は一つの冷たい真実をまだ掴んでいる。つまり誰も安全ではなく、何も救われることはないということだ。
This is true: the world is better off with some people gone.
これは事実だ。つまり、ある人々がいなくなった方が世界はよくなる。
You will never know me.
あなたは決して、私を知ることはない。
Nothing was affirmative, the term "generosity of spirit" applied to nothing, was a cliche, was some kind of bad joke.
何ものも肯定的ではなく、「寛大の精神」という言葉など何にも当てはまらず、ただの決まり文句であって、悪い冗談のようなものだ。
The past isn't real. it's just a dream.
過去は現実ではない。ただの夢だ。
I don't want to care. If I care about things, it'll just be worse, it'll just be another thing to worry about. It's less painful if I don't care.
気に病むことはしたくない。気にすると事態は悪化し、新たな心配事になる。気にしない方が、より痛みが少ない。
1 - 10 / 13件
本の読み放題はコチラ |
本の聴き放題はコチラ |