カミール・パーリアの名言
[1947.4.2 - ]
アメリカの社会学者、作家。フェミニスト。芸術、音楽、映画等、アメリカ文化を多方面から批評。既成のフェミニズムを痛烈に批判し、アンチフェミニズムのフェミニストとも呼ばれる。また、1960年後半から1970年後半頃までにフランスで生まれた思想運動であるポスト構造主義への批判者でもある。自らをリバタリアンであり、トランスジェンダーとしている。著書は、『性のペルソナ 古代エジプトから19世紀末までの芸術とデカダンス』『セックス、アート、アメリカンカルチャー』『マドンナ/メガスター Photographs 1988-1993』等。
Men are run ragged by female sexuality all their lives. From the beginning of his life to the end, no man ever fully commands any woman. It's an illusion.
男は女のセクシャリティに一生涯、疲弊させられる。どの男であれ、人生の始まりから終わりまで、いかなる女をも完全に支配することなどできはしない。それは幻想なのだ。
The feminist analysis of prostitution says that men are using money as power over women. I'd say, yes, that's all that men have. The money is a confession of weakness. They have to buy women's attention. It's not a sign of power; it's a sign of weakness.
売春に関するフェミニストの分析によれば、男は女に対しお金を権力として行使しているとされる。そのとおり、男が持っているのはそれだけなのだと、私は言おう。お金とは弱さの告白である。彼らは、女性の関心をお金で買う必要がある。それは権力の表れではない。つまり、弱さの表れなのだ。
We cannot hope to understand sex and gender until we clarify our attitude toward nature. Sex is a subset to nature. Sex is the natural in man.
自然に対する我々の態度を明らかにすることなくして、性や性的役割を理解することは望めない。性とは、自然の一部である。性とは、人間のうちにある自然である。
Society is a system of inherited forms reducing our humiliating passivity to nature.
社会とは、自然に対する屈辱的な受動性を減らすための相続された形態のシステムである。
Society is not the criminal but the force which keeps crime in check. When social controls weaken, man's innate cruelty bursts forth.
社会とは犯罪者ではなく、犯罪を抑制する力だ。社会的な統制が弱まれば、人の生来の残酷さが爆発することになる。
As Freud, Nietzsche's heir, asserts, identity is conflict. Each generation drives its plow over the bones of the dead.
ニーチェの相続人たるフロイドが言うように、アイデンティティとは葛藤である。各世代が死者の骨の上で鋤を引くのだ。
Feminism has exceeded its proper mission of seeking political equality for women and has ended by rejecting contingency, that is, human limitation by nature or fate.
フェミニズムは女性の政治的平等を求めるという適切な使命を逸脱し、自然や宿命による人間の制限という偶然性を否定することで終わったのだ。
Repression is an evolutionary adaptation permitting us to function under the burden of our expanded consciousness. For what we are conscious of could drive us mad.
抑圧とは、我々の拡大された意識の重荷の下で我々を機能させるための進化論的な適応である。我々が意識していることは、我々を発狂させるかもしれぬからだ。
Every man harbors an inner female territory ruled by his mother, from whom he can never entirely break free.
どんな男も母親によって支配された内なる女性の領域を抱えており、そこから完全に自由になることは決してないのだ。
Marxism is a flight from the magic of the person and the mystique of hierarchy.
マルクス主義というのは、人間の魔法とヒエラルキーの神秘性からの逃避である。
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