ドナルド・バーセルミの名言
[1931.4.7 - 1989.7.23]
アメリカの小説家。著名な前衛建築家を父に持ち、ヒューストン大学に学ぶ。その後、徴兵により朝鮮戦争へ従軍、新聞記者、雑誌編集者などを経て、創作活動に専念。無矛盾性、普遍性、独創性などの特徴を持つ近代文学へのアンチテーゼとしてのポストモダン文学の作家として知られ、短編小説を得意とした。著作は、『帰れ、カリガリ博士』『口に出せない習慣、奇妙な行為』『シティ・ライフ』『哀しみ』『罪深き愉しみ』『アマチュアたち』『雪白姫』『死父』『パラダイス』『王』等。
The distinction between children and adults, while probably useful for some purposes, is at bottom a specious one, I feel.
子供と大人の区別は、いくらかの目的のためにはあるいは有用かもしれないが、根本的にはまやかしであると思うのだ。
ANATHEMATIZATION OF THE WORLD IS NOT AN ADEQUATE RESPONSE TO THE WORLD.
世の中を忌み嫌うことは、世の中に対する妥当な反応とは言えない。
Hardly a day passes without an announcement of some kind of marriage, a pregnancy, a cancer, a rebirth.
結婚、妊娠、癌、生まれ変わりといった、何某かの知らせなしに一日が過ぎることはほとんどないものだ。
Being merciless, while not exactly easy, is finally a job like any other.
無慈悲であることは、まさしく容易ではないのだが、ついには他の務めと同じことになるのだ。
Instant gratification is not as good as that gratification which comes dripping slow, over the sere seasons.
すぐに得られる喜びは、枯れゆく季節を超えてゆっくりと滴り落ちる喜びには及ばないものだ。
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