マックス・ベックマンの名言
[1884.2.12 - 1950.12.27]
ドイツの画家。ライプツィヒの農家に生まれ、ワイマール、パリなどで、絵画を学ぶ。初期は印象派風に描いたが、第一次世界大戦の従軍体験を機に、表現主義的な画風を開拓。ナチスにより退廃芸術とされ、フランクフルト美術学校を追われて、オランダのアムステルダムへ移る。第二次大戦後は、アメリカへ移住し、ニューヨークにて没した。様々な状況下における人間のありようを寓意を込めて描き、また多くの自画像を残した。
My aim is always to get hold of the magic of reality and to transfer this reality in painting.
私の狙いはいつでも、現実の魔術を手に入れ、この現実を絵画へと移し替えることだ。
Everything intellectual and transcendent is joined together in painting by the uninterrupted labour of the eyes.
すべての知的で超越的なものは、途切れることのない目の働きによって、絵画において結合するのだ。
Imagination is perhaps the most decisive characteristic of mankind.
想像力というのはおそらく、人類のもっとも決定的な特徴である。
One of my problems is to find the Ego, which has only one form and is immortal.
私の課題の一つは、ただ一つの形式を持ち、不滅であるような自我を見出すことだ。
The Ego is the great veiled mystery of the world.. .I believe in it and in its eternal, immutable form.
自我というのは、ベールに覆われたこの世の大きな謎だ。私は、それとその永遠で変わることのない形式を信じているのである。
I am seeking for the bridge which leans from the visible to the invisible through reality.
私は現実を通して、見えるものから見えないものへの架け橋を探し求めている。
Art is creative for the sake of realization, not for amusement... for transfiguration, not for the sake of play.
芸術というのは娯楽のためでなく、実現のための創造である。遊びのためでなく、変容のためのものだ。
All important things in art have always originated from the deepest feeling about the mystery of Being.
芸術におけるあらゆる重要なものはいつでも、存在の神秘についてのもっとも深い感情から生じてきたのだ。
What matters is real love for things of the world outside us and for the deep secrets within us.
大切なのは、自分の外の世界のものごとと我々中の深遠な秘密とに対する真実の愛である。
I do not weep: I loathe tears, for they are a sign of slavery.
私は泣かない。私は涙が嫌いだ。それは奴隷の証であるからだ。
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