サラ・ベルナールの名言
[1844.10.22 - 1923.3.26]
フランスの女優。本名はロジーヌ・ベルナール。パリに生まれ演劇学校卒業後、コメディー・フランセーズに加入しデビューするも認められず、私設劇場を転々とする。フランソワ・コペの『行人』の男装での吟遊詩人役、ヴィクトル・ユーゴーの『リュイ・ブラース』の女王役で脚光を浴びて、コメディ・フランセーズに復帰。ヨーロッパ、南北アメリカを巡演し成功を収める。その後、ルネサンス座の座長を経て、自らの名前を冠した劇場を設立、「ハムレット」の男役ハムレットを演じた。美貌、美声に加え、卓越した演技力により天才として伝説化している。第一次大戦時には戦地慰問を行うなど愛国精神に富んでおり、レジオン・ドヌール勲章を受章、国民的芸術家として国葬の栄誉を受けている。著書に自伝である『My Double Life』がある。
Once the curtain is raised, the actor ceases to belong to himself. He belongs to his character, to his author, to his public.
ひとたび幕が上がれば、俳優は自らのものであることをやめる。彼はその登場人物、作者、聴衆のものなのだ。
Life engenders life. Energy creates energy. It is by spending oneself that one becomes rich.
命が命を生む。エネルギーがエネルギーを作り出す。豊かになれるのは、心血を注ぐことによるものなのだ。
I did nothing to attract attention.
注目を集めるようなことは、何もしていない。
Those who know the joys and miseries of celebrity when they have passed the age of forty know how to defend themselves.
四十をすぎて有名であることの喜びや悲しみを知っている者というのは、自らを守る術を知っているものだ。
Life is short, even for those who live a long time, and we must live for the few who know and appreciate us, who judge and absolve us, and for whom we have the same affection and indulgence.
長生きしたものにとってさえ人生は短いのだから、数少ない、自分を知り、認めてくれる人のため、裁き、赦してくれる人のため、同じような愛情と寛大さを持っていてくれる人のために生きなければならない。
We ought to hate very rarely, as it is too fatiguing; remain indifferent to a great deal, forgive often and never forget.
憎まれ口はくたびれるのでめったに口にせず、多くのことに無関心で、よく許し、決して忘れないようにするべきだ。
Legend remains victorious in spite of history.
伝説は歴史をものともせず、勝利し続けるのだ。
The theatre is the involuntary reflex of the ideas of the crowd.
演劇というのは、群衆の考えの無意識的な反映である。
He who is incapable of feeling strong passions, of being shaken by anger, of living in every sense of the word, will never be a good actor.
強い情念を感じ、怒りに打ち震え、あらゆる意味において生きることができない者は、決してよい役者にはなれないだろう。
I defy all superstitions and just act as I want to act.
あらゆる迷信を寄せ付けず、やりたいようにやるだけだ。
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