「スーザン・ソンタグ」の名言

スーザン・ソンタグの名言


スーザン・ソンタグ

[1933.1.16 - 2004.12.28]

アメリカ合衆国の小説家、批評家。ハーバード大学・オックスフォード大学・パリ大学で、それぞれ哲学・文学・神学を学んだ後、編集者を経て、コロンビア大学等で哲学を教える。人権やジェンダー、セクシュアリティ等についての活発な著述と発言で、リベラル派のオピニオンリーダーとして世界の知識人に影響を与えた。著書は『反解釈』『隠喩としての病い』『良心の領界』『ラディカルな意志のスタイルズ』『土星の徴しの下に』『書くこと、ロラン・バルトについて』『火山に恋して』『サラエボで、ゴドーを待ちながら』『こころは体につられて』『アルトーへのアプローチ』『死の装具』『同じ時のなかで』『写真論』等。

 



 

Communism is in itself a variant, the most successful variant, of Fascism. Fascism with a human face.

 

共産主義というのはそれ自体ファシズムの変種であり、もっとも成功した変種なのである。それは人間の顔をしたファシズムなのだ。


(タグ:主義 社会 変化



    




Compassion is an unstable emotion. It needs to be translated into action, or it withers.

 

思いやりというのは、不安定な感情だ。それは行動に移されねばならず、さもなくば萎れてしまう。


(タグ:慈悲 感情 行動



    




Interpretation is the revenge of the intellect upon art.

 

解釈とは、芸術に対する知性の復讐である。


(タグ:知性 芸術



    




To interpret is to impoverish, to deplete the world—in order to set up a shadow world of "meanings."

 

解釈することは「意味」という影の世界を作るために、世界を不毛にし枯渇させることである。


(タグ:世界 意味



    




What is most beautiful in virile men is something feminine; what is most beautiful in feminine women is something masculine.

 

男性的な男性においてもっとも美しいのは女性的なものであり、女性的な女性においてもっとも美しいのは男性的なものである。


(タグ: 



    




To love one's work is a way of loving oneself, and leaves one freer to love other people. But beware the difference between loving one's work and being merely engrossed in it.

 

自分の仕事を愛するというのは、自分自身を愛する方法でありまた、より自由に他者を愛させるものでもある。しかし仕事を愛することと単にそれに没頭することの違いには、注意せよ。


(タグ:仕事  自分 他人 注意



    




It depends on me, whether I'm happy within myself.

 

内面において幸せかどうかについては、自分次第だ。


(タグ:幸福 自分



    




The particular qualities and intentions of photographs tend to be swallowed up in the generalized pathos of time past.

 

写真での特定の属性や意図というのは、過去における一般化された情念に飲み込まれがちなものである。


(タグ:過去



    




Reality has come to seem more and more like what we are shown by cameras.

 

現実は、我々がカメラによって見せられるものにますます似通ってきているように思える。


(タグ:現実 類似



    




All modern wars, even when their aims are the traditional ones, such as territorial aggrandizement or the acquisition of scarce resources, are cast as clashes of civilizations — culture wars — with each side claiming the high ground, and characterizing the other as barbaric.

 

現代の戦争というのはすべて、たとえその目的が領土の拡大や希少資源の獲得といった伝統的なものであっても、互いに優位性を主張し他方を野蛮と見なすような文明の衝突、すなわち文化戦争として位置づけられるのである。


(タグ:戦争 目的



    




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