ジグムント・バウマンの名言
[1925.11.19 - 2017.1.9]
ポーランド生まれの社会学者。ユダヤ人の家に生まれ、第二次世界大戦中にはナチスドイツの侵攻を受けて、ソ連へと逃れた経験を持つ。ホロコースト、グローバリゼーション、モダニティとポストモダニティ、消費主義、道徳などをテーマに、著書を多数発表。個人の自由を権利として認めることで、伝統的な因習などから解き放たれた個人とそこで形作られる目標を見失った社会の姿を「液状化」と喩え、現代を描いた。リーズ大学、ワルシャワ大学名誉教授。著書は、『立法者と解釈者』『近代とホロコースト』『新しい貧困』『グローバリゼーション』『リキッド・モダニティ――液状化する社会』『個人化社会』『アイデンティティ』『幸福論』『コラテラル・ダメージ』等。
A good society is a society which believes that it is not good enough.
よい社会というのは、自らを十分なものとは言えないと思っている社会のことだ。
A state of rest would not be a state of happiness but of boredom.
休息の状態というのは、幸せのではなく、退屈のそれであるだろう。
Avoid the crowd, avoid mass audiences, keep your own counsel, which is the counsel of philosophy—of wisdom you can acquire and make your own.
群衆を避け、大衆を避け、自分だけの考えを保ち給え。それは哲学の、つまり自ら獲得し形作ることができる叡智の、助言なのだ。
The only (putative and misleading!) advantage of being on the move (as long as we keep moving) is that we postpone for a while the moment of that truth.
(動き続けているかぎり)動いていることの(想定され、また誤解を招きやすい)唯一の利点というのは、真実の瞬間を先延ばしにすることである。
"To imitate Socrates" meant, in other words, to staunchly refuse imitation.
「ソクラテスに倣う」というのは、換言すれば、断固として倣うことを拒否するということであった訳だ。
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