ボリス・パステルナークの名言
[1890.2.10 - 1960.5.30]
ロシアの詩人、小説家。モスクワに生まれる。家庭は芸術的な背景を持ち、初めは音楽を学ぶが後に文学に転向。ロシア革命やスターリン体制を経験し、その影響は作品にも色濃く反映される。特に『ドクトル・ジバゴ』ではロシアの社会と人々の運命を描き、この作品で「戦争と革命の最中でも、人間は愛を失わない」内容によりノーベル文学賞を受賞。しかし、ソビエト政府の圧力により受賞を辞退した。詩人としても多くの詩集を発表し、その感覚は豊かな表現や独特のリズム感などにおいて散文にも大きな影響を与えている。政治的な変動などの社会的な制約が人間の内面に与える影響を、感情やその葛藤といった点で繊細に描き出し、そこでなされる道徳的・倫理的選択をテーマとして注目を集めた。著作は他に『リュヴェルスの少女時代』『バリエール越え』『早朝列車で』『主題と変奏』『物語』『パステルナーク自伝』等。
What has for centuries raised man above the beast is not the cudgel but an inward music.
幾世紀にも渡って人間を獣よりも高く引き上げてきたのは、棍棒ではなく、内なる音楽である。
I don't like people who have never fallen or stumbled. Their virtue is lifeless and it isn't of much value. Life hasn't revealed its beauty to them.
一度も転んだり躓いたりしたことのない人間は好きではない。彼らの美徳は精彩を欠き、さほどの価値をも持っていない。人生はいまだ、彼らにその美を明らかにしてはいないのだ。
When a great moment knocks on the door of your life, it is often no louder than the beating of your heart, and it is very easy to miss it.
素晴らしい瞬間があなたの人生のドアをノックするとき、しばしばその音は心臓の鼓動より大きくもなく、だから聞き逃してしまいがちなのだ。
You and I, it's as though we have been taught to kiss in heaven and sent down to earth together, to see if we know what we were taught.
あなたと私は、まるでキスをするように天国で教えられ、教えられたことを理解しているかどうかを確かめるために、地上へと一緒に送られたかのようだ。
Consciousness is a poison when we apply it to ourselves. Consciousness is a light directed outward.
意識は自らに振り向けると毒になる。意識というのは、外向きに照らされた光なのだ。
You in others ? this is your soul. This is what you are.
他者の中のあなた、それがあなたの魂だ。それがあなた自身なのだ。
You have always been in others and you will remain in others.
あなたはいつでも他者の中にいたのだし、これからも他者の中にいつづけることだろう。
Man is born to live, not to prepare for life.
人は生きるために生まれてくるのであって、生きる準備をするために生まれるのではない。
Life is the principle of self-renewal, it is constantly renewing and remaking and changing and transfiguring itself.
人生とは自己再生の原理であって、それは絶えず自身を再生し、作り直し、移ろわせ、変貌させているところのものなのだ。
I love you wildly, insanely, infinitely.
私はあなたを、激しく、狂おしく、常しえに愛している。
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