チヌア・アチェベの名言
[1930.11.16 - 2013.3.21]
ナイジェリア出身のイボ人の小説家。イボ人の伝統的な社会と植民地時代後のキリスト教世界の狭間で育つ。イバダン大学で、英語、ラテン語、歴史、神学を学び、卒業後は、ナイジェリア放送協会に勤務。植民地支配の問題を描いた『崩れゆく絆』がロンドンで出版されると、アフリカ諸国独立の機運のなか世界で激賞を受け、50以上の言語に翻訳されて、発行部数は一千万部以上に上った。また、映画『地獄の黙示録』の原作であるジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』に差別意識を見て批判を加え、世界的な議論を呼んだ。「アフリカ文学の父」とも呼ばれるが、本人はそれに否定的であった。著作は他に『神の矢』『もはや安楽なし』『サバンナのアリ塚』等がある。
It is more difficult and more bitter when a man fails alone.
一人でしくじると、より厳しく、辛いものだ。
A man's life from birth to death was a series of transition rites which brought him nearer and nearer to his ancestors.
生まれてから死ぬまでの人間の生は、先祖に絶えず近づいていく一連の通過儀礼であった。
The world is like a Mask dancing. If you want to see it well, you do not stand in one place.
世界は仮面舞踏のごときものだ。よく見たいのなら、一ヶ所に留まってはならない。
While we do our good works let us not forget that the real solution lies in a world in which charity will have become unnecessary.
善い努めを行いながらも、本当の解決は施しが不要になるような世界にあることを忘れてはならない。
The world has no end, and what is good among one people is an abomination with others.
世界には終わりがなく、ある人々には善いことでも、他の人々には忌まわしいことなのである。
Until the lions have their own historians, the history of the hunt will always glorify the hunter.
ライオンたちが独自の歴史家を持つまでは、狩りの歴史はいつでもハンターを称えるものだ。
To me, being an intellectual doesn't mean knowing about intellectual issues; it means taking pleasure in them.
私にとって知識人であることは、知的な物事について知っていることではなく、それらを楽しんでいることを意味する。
We cannot trample upon the humanity of others without devaluing our own.
自らを貶めることなしに、他者の人間性を踏みにじることはできない。
When Suffering knocks at your door and you say there is no seat left for him, he tells you not to worry because he has brought his own stool.
苦難がドアをノックしてきて、お前のための席はないと答えても、それは自分で椅子を持ってきたから心配はいらないと告げるのだ。
Privilege, you see, is one of the great adversaries of the imagination; it spreads a thick layer of adipose tissue over our sensitivity.
特権は知ってのとおり想像力の大きな敵であり、それは感受性の上に厚い脂肪の層を広げるものなのだ。
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