「ジョゼフ・コンラッド」の名言

ジョゼフ・コンラッドの名言


ジョゼフ・コンラッド

[1857.12.3 - 1924.8.3]

ポーランド生まれのイギリスの小説家。ロシア統治下のポーランドで独立運動を指揮していた父親が流刑となり北ロシアへ行く。若くして、母、父と亡くし、16歳のときフランスのマルセイユで船員となって、その後、航海の経験をもとに小説を執筆。人間の倫理性を深く抉る物語や登場するアンチヒーロー的なキャラクター等において、その先見性が高く評価されている。西洋植民地主義の問題を描いた長編『闇の奥』は、フランシス・フォード・コッポラの映画『地獄の黙示録』の原作ともなり、またT・S・エリオット『荒地』、ユージン・オニール『皇帝ジョーンズ』、F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』、ジョージ・オーウェル『1984年』などの作品にも影響を与えたとされる。著作は他に、『ロード・ジム』『密偵』『チャンス』『秘密の同居人』『文明の前哨地点』『青春』『無政府主義者』『潟』『エイミィ・フォスター』等。

 



 

It's only those who do nothing that make no mistakes, I suppose.

 

間違いを犯さないのは何もしない者だけだろうと、私には思えるのだ。


(タグ:誤り 行動



    




The more I write the less substance do I see in my work, … It is tolerably awful.

 

書くほどに仕事の中身が見えなくなり、それは随分と酷いものだ。


(タグ:執筆 仕事



    




What makes mankind tragic is not that they are the victims of nature, it is that they are conscious of it.

 

人間を悲劇的にするのは自然の犠牲者であるからではなく、自然を意識しているがためである。


(タグ:人間 自然 悲しみ 意識



    




It is to be remarked that a good many people are born curiously unfitted for the fate awaiting them on this earth.

 

じつに多くの人が、この世で待ち受けている運命とは不思議なほど向いているわけではなく生まれ落ちているというのは注目すべきことだ。


(タグ:運命



    




For the great mass of mankind the only saving grace that is needed is steady fidelity to what is nearest to hand and heart in the short moment of each human effort.

 

大部分の人間にとって必要とされる唯一の救いとなるのは、人間のそれぞれの努力の短い瞬間において、手と心とにもっとも近いものに揺るぎなく忠実であることだ。


(タグ:人間 努力 必要



    




Action is consolatory. It is the enemy of thought and the friend of flattering illusions.

 

行動は慰めだ。それは思考の敵であり、見栄えのする幻影の友だ。


(タグ:行動  思考  幻想



    




There is no peace and no rest in the development of material interests.

 

物質的な利益の進展には、平和も安寧もない。


(タグ:平和 利益



    




All idealization makes life poorer. To beautify it is to take away its character of complexity — it is to destroy it.

 

あらゆる理想化は、人生を貧しくするものだ。美化というのは複雑性という特徴を取り去ることであり、破壊することなのだ。


(タグ:人生  破壊 貧困 理想



    




The belief in a supernatural source of evil is not necessary; men alone are quite capable of every wickedness.

 

悪の超自然的な根源を信ずる必要はない。人間だけで、あらゆる邪悪を完全になしうるのであるから。


(タグ:信念  必要



    




I don't like work--no man does--but I like what is in the work--the chance to find yourself.

 

誰も好むものではないが、仕事は好きではない。しかし仕事の中にある自らを見出す契機を、私は好むのである。


(タグ:仕事 自分 機会



    




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