グレアム・グリーンの名言
[1904.10.2 - 1991.4.3]
イギリスの小説家、ジャーナリスト。タイムズ紙編集部でのジャーナリスト生活、イギリス情報部や外務省でのスパイ活動、カトリック信者であること等、自らの経験をもとに数多くの作品を生み出した。人気を博し映画化された作品も多く、中でもキャロル・リード監督による『第三の男』は第二次大戦前後に流行した一連の犯罪映画「フィルム・ノワール(闇の映画)」の傑作とされる。著作は他に『もうひとりの自分』『拳銃売ります』『ブライトン・ロック』『不良少年』『密使』『権力と栄光』『事件の核心』『情事の終り』『ヒューマン・ファクター』『第十の男』『燃えつきた人間』等。
The truth has never been of any value to any human being - it is a symbol for mathematicians and philosophers to to pursue. In human relations kindness and lies are worth a thousand truths.
真実は、どんな人間にとっても、いくらかの価値を持ったものであったことがない。真実とは、数学者や哲学者が追い求める記号にしかすぎない。人間関係にあっては、親切さや偽りが、千個もの真実に値するものである。
It is impossible to go through life without trust.
信用なしに人生を送っていくことはできない。
You should dream more. Reality in our century is not something to be faced.
もっと夢を見るべきだ。我々の世紀の現実は、直面すべきようなものではないのだ。
No human being can really understand another, and no one can arrange another's happiness.
人は真に分かり合うことはできないのだし、誰も他者の幸福をお膳立てすることはできない。
Morality comes with the sad wisdom of age, when the sense of curiosity has withered.
道徳心には、好奇心が薄れた時代の悲しい知恵が伴うものだ。
Heresy is another word for freedom of thought.
異端とは、思想の自由の別の表現である。
The world doesn't make any heroes anymore.
世界はもはや、どんな英雄も作ろうとはしない。
Media is just a word that has come to mean bad journalism.
メディアというのは、単に悪いジャーナリズムを意味する言葉になってしまった。
There is always one moment in childhood when the door opens and lets the future in.
子供時代には、ドアを開け未来を招き入れるような一瞬というものが、いつでもあるものだ。
We are all of us resigned to death: it's life we aren't resigned to.
我々は誰も死を甘受すべきなのだが、それは我々にとって感受せざる生なのである。
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