マルセル・プルーストの名言
[1871.7.10 - 1922.11.18]
フランスの小説家。部屋をコルク張りにし騒音を遮断して十年以上にも及び執筆に没頭し手掛けられた代表作『失われたときを求めて』は、心理や客観的事実の描写が従前のように俯瞰的なものでなく、登場人物の内面に入り込んでいくような人間の潜在意識に迫る手法が用いられ、20世紀文学に新たな地平を切り拓いたとされる。著書は他に『楽しみと日々』『プルースト評論選〈1〉文学篇』『プルースト評論選〈2〉芸術篇』『プルースト・母との書簡』等。
We are not provided with wisdom, we must discover it for ourselves.
英知は与えられることがない。自身で見つけ出さねばならぬのだ。
We become moral when we are unhappy.
不幸なときこそ、人は道徳的になるものだ。
If a little dreaming is dangerous, the cure for it is not to dream less, but to dream more, to dream all the time.
もし、少し夢見ることが危険なのだとしたら、その治療法はと言えば、減らすのでなくもっと夢を見て、ずっと夢を見続けることだろう。
Fashions, being themselves begotten of the desire for change, are quick to change also.
流行というのは、それ自体が変化への欲求から生まれたもので、変化もまた早い。
There was nothing abnormal about it when homosexuality was the norm.
同性愛が正常だった頃は、それについて異常などは何もなかった。
Love is space and time made tender to the heart.
愛は、空間と時間とを心に感じやすくさせる。
We are healed of a suffering only by experiencing it to the full.
それを十分に経験したときにのみ、我々は苦しみから癒やされるのだ。
Happiness is beneficial for the body but it is grief that develops the powers of the mind.
幸福は体には有益だが、しかし精神の力を成長させるのは悲しみなのである。
Love is a striking example of how little reality means to us.
愛は、我々にとって現実がいかに小さな意味しか持たないかを示す特筆すべき例である。
All our final decisions are made in a state of mind that is not going to last.
我々の最終的な決定というのはすべて、長続きしない心の状態でなされるものなのだ。
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