ウィリアム・サローヤンの名言
[1908.8.31 - 1981.5.18]
アルメニア系移民の子として生れ,幼くして父と死別し、孤児院ですごす。中学中退の後、職を転々としたが、作家を志し、ストーリー誌(Story)に載せた『空中ブランコに乗った若者』により認められて以後、次々に作品を発表。貧しい人びとの生活を、ユーモアとペーソスを交えて描いた。ローズマリー・クルーニーのヒット曲「家へおいでよ(Come On A My House)」の作詞でも知られる。『君が人生の時』では、戯曲部門でピューリッツァー賞を受けたが「商業は芸術を判断すべきでない」とし、これを辞退。妻はカポーティの『ティファニーで朝食を』のモデルとしても知られる女優のキャロル・グレイスだったが、後に離婚。著作は他に、『我が名はアラム』『パパ・ユーアクレイジー』『ヒューマン・コメディ』『ワンデイインニューヨーク』『心は高原に』『ディア・ベイビー』『ママ・アイラブユー』『人生の午後のある日』等。
The writer is everybody's best friend and only true enemy — the good and great enemy.
作家というのは、誰しもの親友であり、また唯一の真の敵、つまり善良で偉大な敵であるのだ。
I am interested in madness. I believe it is the biggest thing in the human race, and the most constant. How do you take away from a man his madness without also taking away his identity?
私は狂気というものに心惹かれるのだ。私は、それを人類における最大でありまた、もっとも恒常的なものだと信じているのである。そのアイデンティティを奪うことなくして、狂気を人から取り除くことなどできようか。
The writer is a spiritual anarchist , as in the depth of his soul every man is.
作家というのは精神的な無政府主義者であり、また魂の奥底においては、すべての者がそうなのだ。
Every man alive in the world is a beggar of one sort or another, every last one of them, great and small.
この世のどんな人間も、一人残らず、多かれ少なかれ何某かの物乞いなのだ。
The people you hate, well, this is the question about such people: why do you hate them?
あなたが嫌う人たち、つまり、そういう人たちについての問いなのだが。なぜ、彼らを嫌うのだろうか。
Everybody has to die, but I always believed an exception would be made in my case.
誰もが死なねばならぬのだが、自分の場合は例外となるのだとずっと信じてきた。
The role of art is to make a world which can be inhabited.
芸術の役割というのは、人が住めるような世界を作ることだ。
I do not believe in races. I do not believe in governments.
私は人種というものを信じていない。私は政府というものを信じていない。
If I want to do anything, I want to speak a more universal language.
何がしたいと言って、もっと普遍的な言葉を話したいものだ。
Every man in the world is better than someone else and not as good as someone else.
世のどんな者も誰かよりは優れていて、また別の誰かよりも劣っているのだ。
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