カール・フリードリヒ・ガウスの名言
[1777.4.30 - 1855.2.23]
ドイツの数学者、物理学者、天文学者。ブラウンシュヴァイク公国(現在のドイツ)で生まれ、幼少期から数学における類稀なる才能を発揮。数論、代数学、統計学、解析学、微分幾何学、電磁気学、天文学など幅広い分野において重要な業績を残す。最初の大きな成果は、19歳の時に発表した『算術研究』で、数論の基礎を築いた。この中で、整数の性質に関する多くの重要な定理を証明し、モジュラー算術や二次互除法などを導入。また、最小二乗法の共同発見者としても知られ、これは統計学とデータ分析の基礎となる。物理学では、特に電磁気学において顕著な貢献をし、磁気の単位系「ガウス」は彼にちなんで名付けられた。天文学では、小惑星ケレスの軌道計算に成功し、その方法は後の天体物理学の発展に大きな影響を与えた。ガウスの業績は、現代の科学技術においてもその基礎となるものが多く、彼の数学的な発見や理論は今日でも広く使われている。ガウスは、数学史上最も影響力のある人物の一人として広く認識されている。著書に、『誤差論』『整数論』などがある。
The enchanting charms of this sublime science reveal themselves in all their beauty only to those who have the courage to go deeply into it.
この崇高な科学の魅惑的な力は、深く探求する勇気を持つ者にのみ、その美しさのすべてを現すのだ。
Mathematics is the queen of the sciences.
数学は科学の女王である。
There is in this world a joy of the intellect, which finds satisfaction in science, and a joy of the heart, which manifests itself above all in the aid men give one another against the troubles and trials of life.
この世には、科学において満足を見出す知的な喜びがあり、またとりわけ人々が互いに生の苦難や試練に対して助け合うことにおいて現れる心の喜びがある。
Whether the soul were to live for 80 years or for 80 million years, if it were doomed in the end to perish, such an existence would only be a respite.
魂が八十年生きようが八千万年生きようが、ついには滅びる運命にあるのならば、そのような存在は単に一時的な安らいに過ぎないものだろう。
I have had my results for a long time: but I do not yet know how I am to arrive at them.
私は長い間結果を手にしてきたが、どのようにして結果に到達するのかについてはまだ分からないのだ。
I confess that Fermat's Theorem as an isolated proposition has very little interest for me, because I could easily lay down a multitude of such propositions, which one could neither prove nor dispose of.
正直に言ってフェルマーの定理という単体の命題について私はほとんど興味がない。というのも、このような命題を数多く並べることは容易だが、それらを証明も否定もできないのであるからだ。
There are problems to whose solution I would attach an infinitely greater importance than to those of mathematics, for example touching ethics, or our relation to God, or concerning our destiny and our future; but their solution lies wholly beyond us and completely outside the province of science.
数学よりもはるかに重要な解決すべき問題がある。例えば、倫理や神との関係、運命や未来に関する問題などだ。しかし、それらの解決は私たちの手に余るものであり、完全に科学の範疇を超えたものなのである。
As the lightning strikes the riddle was solved; I myself would be unable to point to a guiding thread between what I knew before, what I had used in my last attempts, and what made it work.
雷が落ちるようにして、謎は解けた。しかし私自身としては前から知っていたこと、最後の試みとして使ったこと、そしてまたうまくいったことの間にある導きの糸を指し示すことはできないのだ。
I believe you are more believing in the Bible than I. I am not, and, you are much happier than I.
あなたは私よりも聖書を信じていると思う。私は信じてはいないのだが、あなたは私よりもずっと幸せだ。
The world would be nonsense, the whole creation an absurdity without immortality.
不滅というものがなければ、世界は無意味となり、創造のすべては不条理となってしまうだろう。
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