ウラジーミル・ナボコフの名言
[1899.4.22 - 1977.7.2]
ロシア生まれのアメリカの小説家、詩人。サンクト・ペテルブルグの貴族の出身で、ロシア革命の際に亡命。大学でロシア文学等を教えるかたわら、英語での創作を行った。中年男性の少女への倒錯的な愛を描いた『ロリータ』はパリで発禁処分を受けたが各国でベストセラーとなり、世界的名声を得た。特殊な比喩、言葉遊びなどが巧みに用いられ、審美的・実験的・幻想的な作風で知られる。蝶の収集家で、鱗翅学の権威でもある。著作は他に『青白い炎』『賜物』『絶望』『アーダ』『道化をごらん』 『記憶よ、語れ』『ゴーゴリ伝』『ローラ』『プニン』『透明な対象』『カメラ・オブスクーラ』等。
Curiosity is insubordination in its purest form.
好奇心とは、もっとも純粋な形式においての不服従である。
Portraits of the head of the government should not exceed a postage stamp in size.
首長の肖像画というものは、切手一枚分のサイズを超えるべきものではないのだ。
The cradle rocks above an abyss, and common sense tells us that our existence is but a brief crack of light between two eternities of darkness.
ゆりかごは奈落の底の上で揺れる。そしてまた常識は、我らの存在が二つの永遠なる闇に挟まれたつかの間の光の欠片でしかないことを、我らに告げ知らせるのだ。
Although nothing much can be seen through the mist, there is somehow the blissful feeling that one is looking in the right direction.
霧の中では何も見えぬのだが、なぜだか正しい方角を眺めているのだという至福を感じるのだ。
No free man needs a God; but was I free?
自由な者は神を必要としないのだが、果たして私は自由だったろうか。
Solitude is the playfield of Satan.
孤独は、悪魔の遊び場だ。
A poet's purified truth can cause no pain, no offense. True art is above false honor.
詩人の純粋な真実は、どんな痛みも不愉快も齎すことがない。真の芸術は、偽りの栄誉を超越している。
I think like a genius, I write like a distinguished author, I speak like a child.
私は天才のように考え、名高い作家のように書き、子供のように話す。
My pleasures are the most intense known to man: writing and butterfly hunting.
私の楽しみは、人に知られている中でもっとも苛烈なものである。すなわち、執筆と蝶の採集だ。
I don't think in any language. I think in images.
私は、どの言語でも考えはしない。イメージで考えるのだ。
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