ウィリアム・ヘイズリットの名言
[1778.4.10 - 1830.9.18]
イギリスの批評家、随筆家。牧師の子で初めは聖職者、後に画家を志したが、詩人のコールリッジやワーズワースらとの交友により文学に転向。イギリスのロマン主義批評を代表する批評家の一人とされる。また種々の雑誌に多くの評論や随筆を寄稿し、批評・雑文によって生計を立てた同国最初の人物であるとも言われる。著書は『日時計』『ハズリット箴言集―人さまざま』『時代の精神―近代イギリス超人物批評』『シェークスピア劇の登場人物』等。
Those who aim at faultless regularity will only produce mediocrity, and no one ever approaches perfection except by stealth, and unknown to themselves.
非の打ち所のない調和を得んとする者は凡庸さを生み出すだけであり、密やかに自らにも知られずというのでなければ誰も完璧さなどに近づいた試しはないのだ。
Look up, laugh loud, talk big, keep the colour in your cheek and the fire in your eye, adorn your person, maintain your health, your beauty, and your animal spirits, and you will pass for a fine man.
顔を上げ、大声で笑い、大言壮語し、頬を色づかせ、目を輝かせて、個性を飾り、健康と美と精気とを維持し給え。そうすれば、立派な人物として通用するだろう。
The art of life is to know how to enjoy a little and to endure much.
生活の術とは、少しことを如何に楽しみ、多くのことに如何に耐えるかである。
A scholar is like a book written in a dead language — it is not every one that can read in it.
学者というのは、死語で書かれた本のようなものだ。それは誰もが読みうるものではないのである。
The origin of all science is in the desire to know causes; and the origin of all false science and imposture is in the desire to accept false causes rather than none; or, which is the same thing, in the unwillingness to acknowledge our own ignorance.
あらゆる科学の起源は、原因を知りたいという願望にある。そしてあらゆる偽学と詐欺との起源は、何も受け入れないくらいなら嘘の原因でも受け入れたいという願望にある。あるいは同じことだが、自らの無知を知りたくないという願望にあるのだ。
There is a natural tendency in sects to narrow the mind.
宗派というものには、精神を狭める生来の傾向があるものだ。
Grace has been defined the outward expression of the inward harmony of the soul.
優雅さというのは、精神の内的な調和の外的な表現として定義される。
Grace is the absence of every thing that indicates pain or difficulty, or hesitation or incongruity.
優雅さとは、痛みや困難、ためらいや不調和といったものを示すすべてが存在しないことである。
It is hard for any one to be an honest politician who is not born and bred a Dissenter.
生まれも育ちも反対者ではないような誠実な政治家であるのは、誰にとっても難しいことだ。
Man is the only animal that laughs and weeps; for he is the only animal that is struck with the difference between what things are, and what they ought to be.
人間というのは、笑ったり泣いたりする唯一の動物である。何となれば、それは物事がどうであるかとどうあるべきかの違いに心を打たれる唯一の動物であるからだ。
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